土壁は、「優れた材料」です。

「土壁」のメリットの一つ、「吸湿」があります。

吸湿は、なんとなく「吸湿してくれる」と想像できますが、
これも実験の結果、
建物内部の湿度に影響するほど、吸湿されることが証明されています。

実験の方法は、
土壁のサンプルを取り、重量を量ります。
湿度の高い場合と、低い場合の時の重量の変化を計測します。
すると、
明らかに湿度が高くなると、土壁のサンプルは重くなり、低くなると、軽くなったのです。

このような結果から、
環境に影響与えるのに十分な水分のやりとりが確認されています。

実際に建物内部では、外部に比べて、湿度変動が小さい傾向になっています。

 

 

もう一つは、蓄熱です。

断熱は、よく聞かれるかもしれませんが、
蓄熱は、あまり聞かないのではないでしょうか。

土壁の断熱性能は、よくありません。しかしながら、蓄熱性能がいいのです。

蓄熱性能、その名のとおり熱を蓄える性能です。

どういうメリットがあるかというと、
内部を暖房すると、暖まりにくいのですが、土壁が熱を蓄えます。
一旦暖まると、冷めにくい性質があるのです。
そして、その壁から輻射熱が出るのです。

輻射熱とは遠赤外線のことで、
それにより、輻射熱がない場合に比べ、2℃程度は暖かく感じるようです。

土壁は、断熱性能が劣るので、その対策として、
柱の外に断熱材を施すなど、外断熱にするとデメリットは解消されます。

こうやってみると、
土壁はトータル的に、バランスのとれた「優れた材料」
ということが分かります。

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